一棋客の思考の欠片

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zoom RSS コンピュータvsプロ棋士のイベントのこと 及び アイデアと物作りについての雑感

<<   作成日時 : 2006/06/03 00:01   >>

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ここのところ名人戦問題がらみの話だけがクローズアップされていますが、落ち着いて物事が決着してから、じっくりと真相を知りたいと思います。ネットや週刊誌などあれやこれやの情報がでてきて、どこまで信じていいのかわかりません。今の段階で全て判断するのは危険と思いました。
メディア上での評判がかんばしくない米長会長ですが、米長邦雄の家の将棋の話の記事にコンピュータvsプロ棋士の話がありました。これは僕にとっては明るいニュースです。
http://www.yonenaga.net/w_syogi.htm
 
いよいよ始まるんですね。お待たせしました。
 6月29日に第一回の委員会(9名で構成)を開催予定です。座長には理化学研究所の伊藤正男先生。大熊理事にも加わっていただき、大阪商業大学学長・谷岡一郎先生、そして私も一役。あとは新聞、テレビ界から大物二人、産業界、コンピュータ将棋研究者、そして大物棋士の予定。
 2つのコースを考えています。コンピュータソフトがどのようにして将棋を考えているかを学術的に研究する分野。この論文によってノーベル賞が貰えるようになるかも。
 もうひとつのコースは勝負としてのイベントです。どうも話を聴いているとプロ棋士側はMRIになるトンネルの中に入って対局することになりそうです。学術的なものは文部科学省関係からの予算を獲得することになるのでしょう。
 問題はイベントの方です。スポンサーを見つけるという大きな仕事がある。これは企業協賛も考えられますし、サポーター方式の会員制もあります。秋には対局開始と思っています。先ずは対局料というか日本将棋連盟はいくらくらいの金額を設定するかも未定です。とりあえずは一億円と目安をつけましたが、皆さん金を出してくれますかねえ。
 6月29日は将棋会館でオープンの会議の予定。既にテレビ局がドキュメント風に追いかけるという申し込みがあります。
 話題、学術研究、収益と考えるのは私の役目です。楽しいことになってきました。

名人戦問題がなければ僕は両手を上げて喜べたのですが・・・。ただ、なにはともあれ、このイベントの企画はよい方向に進んで欲しいと思います。将棋のプログラマや研究者にとっても明るい話ですね。僕も、技術と時間と情熱が許せば、是非プログラムを作って祭りに参加したいと思っています。今日、池泰弘氏の書いたコンピュータ将棋のアルゴリズムを渋谷のブックファーストで買ってきました。ただし5月5日のコンピュータ将棋選手権の帰りのバスで、著者本人にこの本の存在を知らされたというていたらくの私です。
僕はずっと自分で作らなくてもアイデアを提供すれば、ある意味全体に貢献しているという甘い考えだったのですが、Web進化論の次の一節を読んで、この考えではダメだなと改めて思いしらされました。
Web進化論 87ページ 第二章 グーグル − 知の世界を再編成する  より
「アンダー・テーブル」とは、・・・・・情報を隠蔽して研究を進める手法・・・。グーグルの場合はぜんぜん違う。アイデア時点から情報は既に全員に向けて公開されているのだから、そのアイデアが認められるためには、動くものを開発して証明しなければならない。・・・・パワーポイントのスライドを容易するなんていう大企業的な発想は皆無で、そんな暇があればコードを欠き、動くものを作る。

仮説→検証→結果 とか 仮説→実験→結果→法則の発見 とかいう感じがあるのだが、実際のものを具現化しないことには、形にしないことには、よいアイデアであったとしても流れにうかぶうたかたのように消え去ってしまうのだろう。形づくり結晶化させることによってはじめて意味が与えられる。上の一節に続く次の会話が興味深かった。

「ねぇアイデアマンで、どんどん次から次へとアイデアを出すタイプの人は、グーグルではどう評価されるの?」
私は友人にこんな質問をしたことがある。彼の答えが面白かった。
アイデアの起案自信というのはほとんど評価されない。アイデアっていうのは当然、難しい問題を含むものだ。その問題を解決して、動く形にして始めて評価される。口だけの人はだめだな。


黙々とよりよい形をつくりだすことにアートを見出し、自分にとってのいろいろな意味での環境をより方向に持っていく人が、最後には勝利するのかもしれない。どの分野に励むとしても最高の職人(MEISTER )を目指すべきだろう。上の会話に関連してカーネギー名言集より一句。

オウムは、おしゃべりは上手だが飛ぶのが下手だ Wilbur Wright(ライト兄弟の兄)

鳥ならば自分はどんな鳥になりたいのか・・。現状は陸にあがったペンギンかもしれません^^;

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