一棋客の思考の欠片

アクセスカウンタ

zoom RSS 人間対コンピュータの棋戦の企画を考える(上)  コンピュータ将棋大会と観戦記について

<<   作成日時 : 2006/05/03 11:55   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3

今日から第16回世界コンピュータ将棋選手権 が三日間の日程でかずさアークで行われている。ライブ中継も行われているようだ。
その中継ブログは写真なども満載で臨場感があって面白い。現地で見るのにはかなわないけれども・・・。
http://computer-shogi-live.cocolog-nifty.com/

一時予選の注目はフリーで配布もされていてBonanzaだ。Bonanzaのページは以下。
http://www.geocities.jp/bonanza_shogi/
やはり一次予選では格の違いがあるのか全勝の一位でぶっちぎって二次予選に進出している。明日、二次予選だが、現地に赴いて観戦する予定。いろいろな人と再会し、また新たに出会えるので、とても楽しみである。写真もとってこよう。

さて、「平成版名人戦移行問題とコンピュータ将棋で考える」でも述べたが、日本将棋連盟も名人戦問題のような信義を裏切るようなごたごたをしていないで、間に合わなくなる(プロが負かされる)前にコンピュータ対人間の環境を整えるようにと書いた。あと10年すれば、早指しで普通のプロが凌駕されるようになるだろう。

現在の新聞社をはじめとする文化の護り手はコンピュータ対人間の対戦に消極的だと言う。某新聞社の関係者と話したこともあるが、「将棋が面白くなくなる」 と言うのだ。
人間が対コンピュータ専用の戦い方をして(穴熊でと金を作りにいくような)、そんな将棋を見て面白いのか? ということだ。
しかし、僕が言っているのは現実論の話で、10年もたてば優れたコンピュータプログラムに人間が負けるようになる。そうなってから人間対コンピュータのイベントを始めてもチェスで行われたような一過性の祭りのように、あっさりと将棋がとどめを指されてしまうと思う。そうなる方が極めて怖い。Deep Blueのように実際には並びかけただけで、とどめを刺される展開になってしまいそうだ。(この対局は最終戦でコンピュータ側が評価関数でナイトとビショップの価値を入れ替えたりしているなど、カスパロフを混乱させて勝利している。フェアではなかった。)

コンピュータ対人間の企画は古い文化の護り手ではなく、新しい価値観を受け入れる会社にして欲しいと思っている。NEC、富士通、IBM・・・などの情報産業。お金まわりのよいIT企業などがスポンサーとして期待できるのではないか。要は見せ方であり、みんなが注目する企画にするということだ。
週刊将棋で対アマ強豪の対抗戦の様子を流しても見てくれるのはコアな将棋ファンに限られてしまう。インターネットによる中継(瀬川さんのプロテストのように)などを活用して、誰もが情報にアクセスできるようにし、何が行われているのかを明らかにすべきだ。棋譜として残った以上のことが現場では起きている。人間のタイトル戦もそうなのだが、特にコンピュータ将棋大会においては、主役となるべきプログラマーは大会に参加したときにはその仕事の重要な部分をすでに終えているのだ。これだけの仕事をしている彼らプログラマーは多少、過小評価されているし影に隠れている気がする。新聞の観戦記という形態が古いのはWeb進化論の梅田望夫氏も自身のブログの将棋に関する記事でこう述べている。
・・・も、とても面白い将棋だと思う。でもその面白さを観戦記は伝え切れていない。観戦記の筆者自身がいいとか悪いとかそういう問題ではなく、観戦記という戦前からある古いフォーマットが、一局の将棋という複雑な対象を記述するに足るフォーマットではなくなってしまったことが原因であるように思えてならない。そういう観点からインターネットとシステムの可能性を見直すべきである。
棋譜の価値を、棋譜自身と観戦記(観戦記がつく棋譜だって稀だ)に封じ込めることには構造的に無理があると知りながらも状況が変わらないのは、「棋譜露出の希少性をコントロールすることによって、新聞に紹介される棋譜と観戦記の価値を相対的に高める」という縮小均衡的発想ゆえである。

人間の対局でもそうだが、タイトル戦を現地に見に行くと、10譜ぐらいの新聞の観戦記ではとても書ききれないほどの情報が得られる。こればっかりは現地で体験しないとわからないと思う。何かのフォーマットに落とした時点で情報は劣化するのであるが、ブログによる中継やクリップ映像のストリーミング配信により、現地の臨場感をある程度伝えることができるようになるだろう。その方がその文化にとっては、(情報を囲いこむよりも)よいことなのではないかと思う。

さて、話がわき道にそれてしまった。コンピュータ対人間の具体的な企画については後半で。
人間対コンピュータの棋戦の企画を考える(下)   具体的なプラン へ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
<a href=http://paydayloanssamedayfaxless.com/#13433>instant approval payday loans</a> - <a href=http://paydayloanssamedayfaxless.com/#18580 >payday loans online</a> , http://paydayloanssamedayfaxless.com/#27174 payday loans
Snoroulaaleri
2012/09/18 20:51
初心者として、私はいつも私を助けることができる記事をオンラインで探しています。あなたはすごいありがとうございます!ありがとうございました!私はいつもそのように私のサイトの何かに書きたかった。私は私のフォーラムにあなたのポストの一部を取ることができますか?幸運
Ernesto1998
2012/10/07 06:03
And most products displayed on our website are available and have stocks here Be sure it isn't as well major as it may possibly slide forward as well as stop your eye balls which will cause it to tough to see which shot!A different necessary piece of karate apparatus is really a baseball glove
What do you think about that "I thought that it was the greatest information ever since I'd bought wholesale golf clubs when I knew diddely squat about the game The one thing that you need to do is make sure that you are going to the right places to find the best quality of NBA jersey you can find
sustogyFausty
2012/12/01 18:24

コメントする help

ニックネーム
本 文
人間対コンピュータの棋戦の企画を考える(上)  コンピュータ将棋大会と観戦記について 一棋客の思考の欠片/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる